院卒新人サラリーマンのメモ代わり

備忘としてのメモを記載

岡本太郎と子供

岡本太郎記念館に行ってきた。
岡本太郎は「太陽の塔」とか「芸術は爆発だ」の人。
ひすいこたろうさんの本で、嫌われるとか気にせず自分らしく生きることについての岡本太郎さんの名言が紹介されてて気になってた。
で、東京行くついでに寄ってみた。

作品は理解に苦しむものが多かったけど、心で素直に感じるものなんだろうなと思った。
そこで出会った子供の反応がとても面白かった。
ある作品群を見た際、僕は頭の中で「これは太陽なのかな、この鐘は叩いていいのかな、庭は行ってもいいエリアなのかな」とか思ってしまった。
でもその子は「太陽が笑ってる、この鐘コーンって鳴らしたい、あっちにいろいろあるよ」と心の赴くままに楽しんでいた。
そっかー子供の頃は無邪気だったのに常識という名の価値観にがんじがらめになるんだな。
だから、岡本太郎は常識人になるなって言ってたんだろうな。

自分がしたいことや感じたことをそのまま表現する。
頭に行く前に心で感じる。
もっと直感的に行きていこう。

とか言いながら、ただ一つだけ心がすごく動いた作品があった。
お土産欄にあったクイーンのイラスト。
マジックやってるってるから気になったのかもけど、これが嫌い。
散々自分らしく、調和なんてくそくらえって言ってた岡本太郎が一般ピーポーに媚びて置きにいった作品にしか見えない。
こういった小綺麗な感じで好きなんでしょと言わんばかりの作画が鼻につく。
たしかにきれいだし、この人の作品じゃなければ好きだったけど、哲学を捨てたように見えて嫌い。
写真撮っとけばよかったと思ったけど、また今度行く良いきっかけになったかな。
たしかスペードのクイーンだったかな